【レポート】三菱地所JCLプロロードレースツアー2023 高知県宿毛市ロードレース

 

▼開催日

2023年9月24日(日)

 

▼スタート&フィニッシュ

高知県宿毛市 高知西南中核工業団地内(高知県宿毛市平田町戸内)

 

▼出場選手

小坂光、堀孝明、中村魁斗

 

▼競技概要

宿毛市内特設公道ロードレースコース 12.5 km×10周回 総距離125km

出走:41名(8チーム)

スタート時の天気:晴れ

スタート時間:11:00

▼レースレポート

昨年初開催された高知県宿毛市ロードレースが、今年も高知西南中核工業団地をスタート&フィニッシュとしておこなわれた。日本ではめずらしく、自動車専用道路を封鎖しておこなわれるレースで、コースの難易度はそれほど高くないものの、レースはある意味難しい。見通しが良く、起伏はそれほどないのでアタックが決まりにくく、もし逃げるなら圧倒的な飛び出しが必要だし、集団スプリントに持ち込むならチーム力が必要だ。

 

 

宇都宮ブリッツェンはこの日、3つのレースが重なった。チーム初の中国大陸でのレースTour of Binzhouniに出場のため、谷順成、阿部嵩之、小野寺玲、フォン・チュンカイ、本多晴飛が21日(木)に日本を発った。沢田時はアジア競技大会へ日本代表として出場のために、同じく中国へ。そしてこの高知県宿毛市ロードレースは、小坂光、堀孝明、中村魁斗の3名で参戦。数的不利ではあるものの、チームプレゼンテーションで小坂は「宇都宮から遠かったが、高速道路を走れる貴重なレースなので楽しみだった。優勝目指して頑張りたい」と語った。

 

 

レースは予想通りアタック合戦となったが、宇都宮ブリッツェンは3名ということで、レースコントロールを任されることがないのを利点とし、とにかく他チームの動きを見るという作戦だった。それでも重要な動きは逃してはならないので、小坂が集団前方に待機。しかし小坂はこのとき、「本当に苦しかった」とレース後に振り返る。今月頭に新型コロナウイルス感染症に罹患し、完全復調とはなっていなかったのだ。さらに中村が3周回目に足が攣り、右足をペダルから外した状態でストップ。小坂も5周回目でレースを降りた。

ひとり残った堀も、走り始めるとコンディションの悪さを感じていたが、横風の強い高速道路も、必死で集団にしがみついた。

 

 

レースはKINAN Racing Team、ヴィクトワール広島が積極的なレース運びを展開し、6周回目にできたライアン・カバナ選手、ドリュー・モレ選手(以上KINAN Racing Team)、カーター・ベトルス選手(ヴィクトワール広島)の3名の逃げが決まる。最後はゴールスプリントとなり、カバナ選手がJCL初優勝となるスプリント勝利を遂げた。

 

 

宇都宮ブリッツェンは堀が9周回目まで粘ったがDNF。堀はレース後に「この結果はしっかり受け止めなければならない。ジャパンカップが近いので、この反省を生かし、万全の状態で臨みたい」と語り、小坂も「この後、ジャパンカップがあったり、自分にとってはシクロクロスシーズンが始まったりと、重要なレースが続くので、今日をしっかり振り返り、反省をし、次に繋げたい。いい走りをまたお見せできるように、頑張っていきたい」と、2人とも次の走りを期待させる言葉を残し、また長い帰路についた。

 

 

チームにはこの後、JCLの大分でのレースや、初開催のツール・ド・九州、そして、シーズンで最も重要と言っていいジャパンカップが控えている。選手全員がそれぞれのレースでそれぞれつかんだものを生かして、10月13日からのジャパンカップを迎えたい。

【小坂光のレース後のコメント】

個人としては9月頭に新型コロナウイルス感染症に罹患してしまい、そこから完全に復調できていない状態でのレースとなってしまった。本当に序盤から苦しんで、ちぎれてしまった。チームとしては堀をひとりにしてしまったが、最後まで粘ってくれた。3人ともDNFに終わり、リザルトがないという一番良くない展開に終わってしまったが、この後、ジャパンカップがあったり、自分にとってはシクロクロスシーズンが始まったりと、重要なレースが続いていくので、今日をしっかり振り返り、反省をし、次に繋げたい。いい走りをまたお見せできるように頑張っていきたい。

【堀孝明のレース後のコメント】

3人で出場ということで、他のチームの動きをまず見て、重要な動きは逃さないという作戦だった。序盤からアタックの連続で、どのアタックに乗るかは、距離を消化しながら様子を見ようと考えた。やはり最初の3、4周はアタックが生まれても大きな差はできず、集団に追いつかれていた。結局は中盤のアタックが決まったが、それを逃してしまい、DNFとなった。コンディション的には今日のレースで戦える状態ではなかったのかと思うのが反省点。これはしっかり受け止めなければならない。ジャパンカップが近いので、この反省を生かし、万全の状態で臨みたい。

▼リザルト

1位 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team) 2:50:09

2位 カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) +0:00

3位 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team) +0:00

 

堀孝明(宇都宮ブリッツェン) DNF

小坂光(宇都宮ブリッツェン) DNF

中村魁斗(宇都宮ブリッツェン) DNF

 

※全リザルトはこちらから
https://jcleague.jp/news/p3711/

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2023年9月24日(日)

 

▼スタート&フィニッシュ

高知県宿毛市 高知西南中核工業団地内(高知県宿毛市平田町戸内)

 

▼出場選手

小坂光、堀孝明、中村魁斗

 

▼競技概要

宿毛市内特設公道ロードレースコース 12.5 km×10周回 総距離125km

出走:41名(8チーム)

スタート時の天気:晴れ

スタート時間:11:00

▼レースレポート

昨年初開催された高知県宿毛市ロードレースが、今年も高知西南中核工業団地をスタート&フィニッシュとしておこなわれた。日本ではめずらしく、自動車専用道路を封鎖しておこなわれるレースで、コースの難易度はそれほど高くないものの、レースはある意味難しい。見通しが良く、起伏はそれほどないのでアタックが決まりにくく、もし逃げるなら圧倒的な飛び出しが必要だし、集団スプリントに持ち込むならチーム力が必要だ。

 

 

宇都宮ブリッツェンはこの日、3つのレースが重なった。チーム初の中国大陸でのレースTour of Binzhouniに出場のため、谷順成、阿部嵩之、小野寺玲、フォン・チュンカイ、本多晴飛が21日(木)に日本を発った。沢田時はアジア競技大会へ日本代表として出場のために、同じく中国へ。そしてこの高知県宿毛市ロードレースは、小坂光、堀孝明、中村魁斗の3名で参戦。数的不利ではあるものの、チームプレゼンテーションで小坂は「宇都宮から遠かったが、高速道路を走れる貴重なレースなので楽しみだった。優勝目指して頑張りたい」と語った。

 

 

レースは予想通りアタック合戦となったが、宇都宮ブリッツェンは3名ということで、レースコントロールを任されることがないのを利点とし、とにかく他チームの動きを見るという作戦だった。それでも重要な動きは逃してはならないので、小坂が集団前方に待機。しかし小坂はこのとき、「本当に苦しかった」とレース後に振り返る。今月頭に新型コロナウイルス感染症に罹患し、完全復調とはなっていなかったのだ。さらに中村が3周回目に足が攣り、右足をペダルから外した状態でストップ。小坂も5周回目でレースを降りた。

ひとり残った堀も、走り始めるとコンディションの悪さを感じていたが、横風の強い高速道路も、必死で集団にしがみついた。

 

 

レースはKINAN Racing Team、ヴィクトワール広島が積極的なレース運びを展開し、6周回目にできたライアン・カバナ選手、ドリュー・モレ選手(以上KINAN Racing Team)、カーター・ベトルス選手(ヴィクトワール広島)の3名の逃げが決まる。最後はゴールスプリントとなり、カバナ選手がJCL初優勝となるスプリント勝利を遂げた。

 

 

宇都宮ブリッツェンは堀が9周回目まで粘ったがDNF。堀はレース後に「この結果はしっかり受け止めなければならない。ジャパンカップが近いので、この反省を生かし、万全の状態で臨みたい」と語り、小坂も「この後、ジャパンカップがあったり、自分にとってはシクロクロスシーズンが始まったりと、重要なレースが続くので、今日をしっかり振り返り、反省をし、次に繋げたい。いい走りをまたお見せできるように、頑張っていきたい」と、2人とも次の走りを期待させる言葉を残し、また長い帰路についた。

 

 

チームにはこの後、JCLの大分でのレースや、初開催のツール・ド・九州、そして、シーズンで最も重要と言っていいジャパンカップが控えている。選手全員がそれぞれのレースでそれぞれつかんだものを生かして、10月13日からのジャパンカップを迎えたい。

【小坂光のレース後のコメント】

個人としては9月頭に新型コロナウイルス感染症に罹患してしまい、そこから完全に復調できていない状態でのレースとなってしまった。本当に序盤から苦しんで、ちぎれてしまった。チームとしては堀をひとりにしてしまったが、最後まで粘ってくれた。3人ともDNFに終わり、リザルトがないという一番良くない展開に終わってしまったが、この後、ジャパンカップがあったり、自分にとってはシクロクロスシーズンが始まったりと、重要なレースが続いていくので、今日をしっかり振り返り、反省をし、次に繋げたい。いい走りをまたお見せできるように頑張っていきたい。

【堀孝明のレース後のコメント】

3人で出場ということで、他のチームの動きをまず見て、重要な動きは逃さないという作戦だった。序盤からアタックの連続で、どのアタックに乗るかは、距離を消化しながら様子を見ようと考えた。やはり最初の3、4周はアタックが生まれても大きな差はできず、集団に追いつかれていた。結局は中盤のアタックが決まったが、それを逃してしまい、DNFとなった。コンディション的には今日のレースで戦える状態ではなかったのかと思うのが反省点。これはしっかり受け止めなければならない。ジャパンカップが近いので、この反省を生かし、万全の状態で臨みたい。

▼リザルト

1位 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team) 2:50:09

2位 カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) +0:00

3位 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team) +0:00

 

堀孝明(宇都宮ブリッツェン) DNF

小坂光(宇都宮ブリッツェン) DNF

中村魁斗(宇都宮ブリッツェン) DNF

 

※全リザルトはこちらから
https://jcleague.jp/news/p3711/