2014年から2022年までの9年間を宇都宮ブリッツェンの監督として活動できたことに感謝しています。ありがとうございました。
思い出すのは2013年秋、現廣瀬副社長への電話をきっかけに、監督に抜擢して頂いたことです。
自転車チームというものから少し離れてブランクがあったにも関わらず、運営会社は私の進め方を受け入れ、そしてチームを後押ししてくれ、この9年間を過ごすことができました。
10数年前までは考えられなかったファンの多さには驚きつつ、ファンの皆様にはチーム、また私個人も成長させて頂きました。
そして、所属してくれた選手たちは皆個性的で、刺激的でした。それもまた私自身を成長させてくれ、その選手たちにも感謝しています。また地元の支援者や関係者にも恵まれ、私の人生で一番長く住み続けた街が宇都宮となり、仕事からプライベートまで充実させて頂いた皆様にも感謝しています。
唯一の心残りは、全日本選手権ロードレースのタイトルです。いつ優勝してもおかしくないメンバーが所属しながらも、優勝できませんでしたが、2023年以降のブリッツェンなら、すぐに獲得できるのではないかと期待しています。
来季からは、私が10代の頃から思い描いていた夢に、再度挑戦するチャンスが巡ってきました。一度本場のリアルを体感している者として簡単に言える言葉ではありませんが、「日本のチームでツール・ド・フランスに行く」━━茨の道ではありますが、これに挑戦していきます。
DATA: ◯生年月日:1981.3.25. ◯出身地:埼玉県さいたま市 ◯在籍年数:9年(2014年〜2022年) |