【レポート】YMfg山口ながとクリテリウム
▼開催日
2023年11月4日(土)
▼スタート&フィニッシュ
山口県長門市仙崎白潟地区周辺
▼出場選手
谷 順成
阿部 嵩之
堀孝 明
フォン・チュンカイ
▼競技概要
長門市・白潟周辺特設コース 1.5km×35周 総距離:52.5km
出走:74名(18チーム)
天気:曇り
スタート時間:10時20分
▼レースレポート
シーズン最終盤の山口2連戦。初日は長門市で行われる山口ながとクリテリウムだ。今年からUCI公認の国際レースとなり、海外からオランダのWPGA((Wielerploeg Groot Amsterdam)、台湾ナショナルチーム、韓国のLX サイクリングチーム、香港のTeam DarkArtの4チームが参戦。さらに地元の山口県選抜チームも含めた全18チームによって争われた。各チーム最大出走5名で構成され、宇都宮ブリッツェンはキャプテンの谷順成、阿部嵩之、フォン・チュンカイ、堀孝明の4選手で挑んでいる。
長門市の道の駅センザキッチンからパレード走行で幕を開けた山口ながとクリテリウムは、白潟地区に設けられた特設公道コースを使用。海岸沿いで行われるため基本平坦路だが、スタート&フィニッシュ地点の手前500mから数mの高低差がある。宇都宮ブリッツェンは昨年2位の小野寺玲が不在だが、キャプテンの谷は「昨年は怪我の影響で出場できなかったが、怪我する前よりも成長して山口の地に帰って来れた。走りで示したい」とレース前に意欲を見せていた。
レースは序盤から集団が一列棒状になる場面も多く見られるハイペースで展開され、各チームのアタッカーが次々と逃げをうつが決定的なアタックはなかなか決まらない。宇都宮ブリッツェンからは阿部嵩之、フォン・チュンカイが集団前方で虎視眈々とタイミングをうかがった。20周を経過しても集団は変わらず、迎えた25周回目に阿部が仕掛けた。日本ナショナルチャンピオンジャージを着る山本大喜選手(JCL TEAM UKYO)が加わり、他2名も含めた4名がわずかに集団から抜け出すことに成功。
後続もすぐ後ろに付けていたが、阿部はスタート&フィニッシュ地点手前で先頭に躍り出る。そのまま1位通過することで25周回目のスプリント賞を獲得した。“アベタカ”の愛称で親しまれ、独走力の高さから普段はメイン集団の牽引役を担うことも多い阿部だが、スプリント力にも定評がある。今季最後でチームを退団し、来季は愛媛県を拠点とするヴェロリアン松山に移籍が決まっており、赤いジャージの阿部を見られるのも残り少なくなった。そんな中でのスプリント賞獲得は嬉しい限りだ。
阿部は山本選手と協調体制を取り、2名の強力な逃げが形成されるかのようにも見えたものの、集団はそう簡単には逃してはくれない。2名が吸収されると再びアタック合戦が勃発するが逃げは決まらず、フィニッシュに向けてシマノレーシング勢が集団のコンロトールを始めた。そんな中、残り500mを切ったゆるい上りで仕掛けたのはWPGAのバス ファン ベル選手だ。一瞬の隙にアタックを決めたオランダの若手ライダーがそのままフィニッシュラインを走り抜け、本場ヨーロッパの層の厚さを見せつけた。宇都宮ブリッツェンの最高位はフォンの15位。
宇都宮ブリッツェンは阿部が25周回目のスプリント賞で自身今季初の表彰台となった。「どんな形であれ表彰台に上って名前を呼んでもらい、非常に嬉しかった。その一言に尽きる」と笑顔を見せた。
5日は美祢・秋吉台カルスト国際ロードレースが行われる。クリテリウムとは違い起伏に富んだコースで行われるため、キャプテンの谷と堀孝明の走りに期待がかかる。
【阿部嵩之のレース後のコメント】
コースは短く、ハイスピード。忙しいレースで逃げもなかなか決まらなかった。周回賞のチャンスが自分の目の前に転がってきたので、そこはなんとしてでも獲ろうと強い気持ちで臨んだ。明日は上りがキツく、谷と堀にチャンスが巡ってくると思う。私のコンディションも悪くないので、明日も頑張って彼らの近くを走れるようにしたい。
▼リザルト
1位 バス ファン ベル(WPGA) 1:08:25
2位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +0:00
3位 キム ユーロ(LX サイクリングチーム) +0:00
15位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +0:00
48位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0:25
49位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0:25
54位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +1:25
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