14時30分よりスタートしたWAVE2は、昨年の個人TT上位勢がほとんどを占め、宇都宮ブリッツェンからは阿部がこの組でスタート。阿部は前半こそ順位を落としていたが、後半の伸びが素晴らしく、全22人中16位から、最後は9位にジャンプアップ。10位以内に与えられるUCIポイント(9位は1ポイント)を獲得した。
WAVE2が全員フィニッシュすると谷は6位、本多は13位となったが、これにより谷もUCIポイント5を獲得。西村大輝監督は、「結果が出ずとも最低限UCIポイントは取りたい」としていたので、初の指揮を執る全日本選手権としてはまずまずの滑り出しとなった。
なお、レース全体としては小石祐馬選手(JCL TEAM UKYO)が優勝。昨年は2位に泣いた小石選手だったが、エリートでは初タイトルとなった。一方昨年優勝の金子宗平選手(群馬グリフィンレーシングチーム)は落車の影響で7位に。この全日本のために帰国した新城幸也選手(Team Bahrain Victorious)は今年も3位だった。
宇都宮ブリッツェンは明後日25日(日)のロードレースに向けてもう一度集中し直し、悲願の「ロードでの全日本チャンピオン」を狙う。