ツアー・オブ・ジャパン2023 第7ステージ 相模原
▼開催日
2023年5月27日(土)
▼パレードスタート
橋本公園(神奈川県相模原市緑区西橋本5-3)
▼フィニッシュ
相模原市立鳥居原ふれあいの館(相模原市緑区鳥屋1674)
▼出場選手
阿部嵩之
フォン・チュンカイ
堀孝明
谷順成
小野寺玲
本多晴飛
▼競技概要
橋本公園~旧小倉橋~串川橋~鳥居原ふれあいの館
パレード区間4.8km、10.9km+13.8km × 7周 総距離:107.5km
出走:84名(16チーム)
スタート時の天気:晴れ
スタート時間:8:50
昨年は雨の中のサバイバルレースとなった相模原ステージ。今年のツアー・オブ・ジャパン(以下TOJ)は連日天候に恵まれ、この日も青空の下でスタートの号砲が鳴った。
この日は旧小倉橋や神奈川国体でも使用された宮ヶ瀬湖沿いのワインディングロードなど、サイクリングにはうってつけの風光明媚なコースで争う107.5kmだ。適度なアップダウンもあり、日頃からサイクリストたちでにぎわっている。しかし、TOJ最終日前日ともなると選手にとってキツい展開も予想され、総合11位の谷順成キャプテンは「相模原が一番ハードなステージになると思う」と語っている。沿道ではスティックバルーンを叩いて声援を送る地元住民やファンの姿が多く見られた。
パレードを終えた直後から各チームのアタッカーが逃げるタイミングをうかがっており、宇都宮ブリッツェンでその役割を担うのはベテランの阿部嵩之だ。スタート前に阿部は「色んなチームが攻撃を仕掛けてくると思う。我々も攻撃に参加して、(谷)順成の順位を一つでも上げるチャンスを広げていきたい」と話していた。谷は前日の富士山ステージでも区間12位、日本人選手としては区間2位と好走。チームとしては谷を個人総合トップ10に押し上げたい。
2周目、3周目と阿部が何度も5名程度の逃げ集団を作ろうと前方で動くが、なかなか大集団から逃げが容認されることなく周回が重ねられる。集団では山岳賞ジャージを巡って、チームブリジストンサイクリングとヴィクトワール広島による駆け引きが行われていた。
5周目の中間スプリントとポイント前で一人集団から飛び出したのはフォン・チュンカイだ。そのままトップで通過すると後続に吸収されてしまったが、その直後に今度は本多晴飛が単騎でアタック。今季から宇都宮ブリッツェンに加入した本多の走りはチームメイトの評価も高い。しかし、終盤に向けて活性化している後続が間もなく本多に追いついてしまった。2人のチャレンジは収束してしまったが、これは今後のレースに活きる経験だろう。
6周目に入って日本人選手5名が10秒ほどリードする場面もあったが、これも4kmほど逃げに終わった。決定的な逃げが決まらぬままファイナルラップに突入するかと思われたが、南アフリカ出身のケイラム・オーミストン選手(チームグローバル・シックス・サイクリング)がアタックする。しかし、これも後続が抑えてしまう。
いよいよ集団スプリントが予想される展開になり、残り5kmを切ると集団はマトリックスパワータグやキナンレーシングチームが先頭を牽引する。そんなチームプレイを寄せ付けず、残り300m辺りで早々と仕掛けたのはポイント賞ジャージを着たルーク・ランパーティ選手(トリニティ・レーシング)だ。力強い走りで今大会3勝目をもぎとった。
宇都宮ブリッツェンは谷の17位が最高位、個人総合順位は変わらず11位。チームは今日は勝負に絡むことはできなかったが、阿部、フォン、本多と見せ場を作り、赤い稲妻の存在感をアピールできた。
【西村大輝監督のレース後のコメント】
昨夜のミーティングで、ニュートラルが解除された後にアタック合戦が激しくなると予想した。その通りの展開となり、チームとしてもそれに参加して全員で攻めていった。ゴール前で谷がちょっと埋もれてしまったが、総合11位はキープできた。最終ステージは残っている力を出し切って、スプリントで勝負したい。
【谷順成のレース後のコメント】
チームとして先手先手で全員で動いていこうと決めた。予想通り抜け出したいチームが多く、なかなか決まらずに最終周回までアタック合戦が続く形になり難しいレースだった。ゴール前は自分にとって得意なレイアウトだったため、チームメイトに引っ張ってもらったが最後の1km手前で遅れ、勝てるチャンスを逃してしまい本当に悔しい。チームメイトに申し訳ない。東京はスプリンターの小野寺で勝負できるので、彼で勝ちに行きたい。自分も今の総合順位を落とさず、可能であれば一つでも上にいけるようしたい。
▼第7ステージリザルト
1位 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング、アメリカ) 2:23:26
3位 ベンジャミ・プラデス(JCL JCL TEAM UKYO、スペイン) +00:00
2位 岡篤志(JCL JCL TEAM UKYO) +00:00
17位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +00:00
54位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) +00:45
55位 本多晴飛(宇都宮ブリッツェン) +00:45
62位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +01:16
69位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +01:57
81位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +04:43
▼第7ステージ終了後の個人総合成績
個人総合時間賞:ネイサン・アール(JCL JCL TEAM UKYO、オーストラリア) 15:22:31
2位 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島、オーストラリア) +00:45
3位 岡篤志(JCL JCL TEAM UKYO) +00:55
11位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +03:27
38位 本多晴飛(宇都宮ブリッツェン) +15:10
41位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) +18:26
53位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +26:46
76位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +49:32
84位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +01:02:37
※本日までの公式リザルトは下記のURLからご確認ください。
https://toj.co.jp/2023/file_upload/100319/_main/100319_01.pdf
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