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2023/02/18 レース

【レポート】GRAND CYCLE TOKYO 丸の内クリテリウム presented by フィナンシェ

GRAND CYCLE TOKYO 丸の内クリテリウム presented by フィナンシェ

 

▼開催日

2023年2月18日(土)

 

▼スタート&フィニッシュ

東京都千代田区丸の内 行幸通り(東京都千代田区丸の内1丁目(都道皇居前東京停車場線 404 号))

 

▼出場選手

小野寺玲、フォン・チュンカイ

 

▼競技概要

東京都千代田区丸の内 行幸通り特設周回コース1周400m×70周(約28㎞)

出走:15名

天気:晴れ

スタート時の気温:12度

スタート時間:1800

▼レースレポート

 

東京の夜の街が、色とりどりのジャージと光の演出でスタジアムとなったーー。

 

来月のJCL開幕栃木2連戦に先駆け「GRAND CYCLE TOKYO 丸の内クリテリウム presented by フィナンシェ」というエキシビジョンレースが、JCL主催の下で開催された。昨年11月にレインボーブリッジを封鎖しておこなわれた「GRAND CYCLE TOKYO」を継承するイベントで、今度はなんと東京駅と皇居に挟まれたエリアを封鎖。多くの人にサイクルロードレースの魅力と迫力を伝えるものとして、開催前から話題となったレースだ。

 

このレースで、ゼッケン1番をつけてスタートラインに並んだのは、昨年JCL年間総合チャンピオンに輝いた宇都宮ブリッツェンの小野寺玲だ。クリテリウムとスプリントを得意とし、1年前に横浜・赤レンガ倉庫で開催されたエキシビションレースでも優勝を飾っている。そしてもう一人注目すべきは、チーム始まって以来初の外国人選手フォン・チュンカイの存在だろう。昨年まではバーレーン・ヴィクトリアスに所属。バーレーンといえばツール・ド・フランスを筆頭に欧州のメジャーレースでは常連のチームだ。そのチームに所属した選手が、今度は宇都宮ブリッツェンという日本チームの選手としてどんな走りを魅せてくれるのか。そんな期待がマスコミやファンの間で高まっていた。

 

 

その期待に応えるように、2周回目から積極的にフォンが逃げに乗る!フォンは直前までタイで合宿をしており、日本の気温差に対応できるか心配されたが、そんなことはお構いなしだ。

 

全60周と先が長い上に、このレースで存在感を示したい選手が多いのか、序盤から動きが活性化し、アタックしては吸収される展開を繰り返す。特にJCL TEAM UKYOの追走が強力で、サウジツアーから3レースを走っているだけに“足の違い”を感じさせられる。

 

レースは大きく分裂する事なく周回賞に差し掛かる。
1回目 35 周回完了時は藤田涼平選手(さいたま那須サンブレイブ)が獲得。2回目 45 周回完了時は横塚浩平選手(VC FUKUOKA)、3回目 50 周回完了時は孫崎大樹選手(KINAN Racing Team)がそれぞれ周回賞を手中に納めた。

 

そしていよいよファイナルラップ。フォン・チュンカイが小野寺の為に持ち前のスピードで集団を引き伸ばす。更に畑中勇介選手(KINAN Racing Team)が主導権を握ろうと前へ。更にバックストレートで優勝候補の沢田選手が先行。ここで小野寺は沢田選手の番手につく。そして最終コーナー。小野寺がインコースギリギリを攻めてスプリントを開始。ゴール手前50メートルで僅かに沢田選手をかわし、多くの観客が見守る中、得意の“オノデライダーポーズ”が炸裂。GRAND CYCLE TOKYO 丸の内クリテリウムを小野寺玲が制した!

【小野寺玲のレース後コメント】

寒い中、沢山の応援ありがとうございました。夜の市街地クリテリウムは初めてでしたが、イルミネーションやサポーターがペンライトを振ってくれたり新鮮でした。
レースは最後のストレートで何とか沢田選手をかわすことが出来ました。昨年は沢田選手にスプリントでなかなか勝てずにいましたが、今年は公式レースでも勝てる様に頑張ります。

 

 

 

【フォン・チュンカイのレース後コメント】

スタートしてアタックをチェックしていき、何度かエスケープにも乗っていった。最後はチームメイトの小野寺が勝ってくれて良かった。夜のクリテリウムは初めてでエキサイティングだったし、多くのファンが会場に訪れて驚いた。応援してくれたサポーターに感謝したい。

 

 

 

▼リザルト

 

1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

 

2位 沢田桂太郎(スパークルおおいた)

 

3位 阿曽圭佑(ヴィクトワール広島)