▼レースレポート
2022年11月20日(日) JCX series 第5戦 関西シクロクロス UCI琵琶湖グランプリが滋賀県烏丸半島にて開催された。男子エリートカテゴリには51名がエントリー。宇都宮ブリッツェンから小坂光が参戦した。
路面コンディションは軽めのウェットだが、逆バンクからの上りコーナーがあるため、バイクから降りざる得ないセクションが数カ所ある。このあたりをどう攻略するかが勝負の分かれ目だ。
レースは1周回目から最有力優勝候補の小坂光(宇都宮ブリッツェン)、織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田時選手(ブリヂストンサイクリング)が3名が飛び出す。予定通りとも言えるメンバーで抜け出しに成功した小坂だったが、2周目の逆バンクセクションでバイクコントロールに手間取り、織田選手から若干の遅れをとってしまう。ここからリズムを上手く掴めず、レース中盤には、先頭の織田選手から1分以上のアドバンテージをつけられる。2位の沢田選手とは30秒程の差で留めながら3番手をキープ。
レース後半に入り、3番手をキープしながら少しずつペースを取り戻す小坂。4位とは大差がつき、トラブルがなければ表彰台は固い。しかし、今後の宇都宮シクロクロス、全日本シクロクロスを考えると、前方を走る織田選手と沢田選手とのタイム差は詰めていきたいところ。一時は沢田選手から40秒差まで開いたが、沿道からの声援もあり、ラスト2周で少しずつ差が詰まり出した。
2位以下を大きく引き離したまま、織田選手がファイナルラップに突入。今シーズン勝ちに勝ちまくる男は、最後までペースを落とす事なく、2位の沢田選手に1分26秒差をつけて優勝。小坂選手は気持ちを切らさずペダルを踏み続け、優勝の織田選手から1分56秒遅れの3位でゴールした。