JCX series 第2戦 幕張クロス2022 powerd by Champion System Japan
▼開催日
2022年11月6日(日)
▼スタート&フィニッシュ
千葉県美浜区幕張海浜公園Gブロック特設コース(千葉県千葉市美浜区ひび野2丁目116)
▼出場選手
小坂 光
▼競技概要
千葉県美浜区幕張海浜公園Gブロック特設コース1周2.5㎞を10周回
出走:74名
天気:晴れ
スタート時の気温:19度
スタート時間:14時10分
▼レースレポート
JCX series第2戦となる幕張クロス2022 powerd by Champion System Japanが、千葉県千葉市の幕張海浜公園で開催された。千葉マリンスタジアムと同じエリアにあるこのコースは、すぐそばが海という環境で、高台に上れば富士山を臨むことも。この日は汗ばむほどの秋晴れで、絶好のレース日和となった。
常設のMTBコースと芝生エリアを組み合わせた幕張のコースを、出場の小坂光は「ハイスピードコースだが、ワンミスが命取りとなる」と読む。常設MTBコースはアップダウンが多く、シングルトラックもある。「そこを先頭で入らないと、後ろが詰まってきて足を着かなければならないこともある。自分のミスだけでなく、前を走る人のミスで止まるリスクも。芝生エリアがスピードコースだけに、遅れると取り返すのが大変なんです」と小坂。ただ、4位だった茨城シクロクロスから、ジャパンカップクリテリウム、JCL那須塩原、JCL山口ながと、JCL秋吉台とレースが続いており、特に那須塩原は最後まで集団に残り、ライバルチームのアタックへチェックに入るなど、調子の良さを見せつけていた小坂。スピードコースも集中力を切らさず、表彰台のトップを目指す。
14時10分にレースがスタート。「とにかくスタートに賭けていた」という織田聖選手(弱虫ペダルサイクリング)がホールショットを取り、小坂は4番手。2周回目こそ1つ番手を上げたが、4周回までは織田選手、副島達海選手(大阪産業大学)、小坂の並びでそのままレースが進む。
変化が生じ始めたのが5周回目。小坂は平坦の特に問題のない小さなコーナーで外に滑り落車。この日は超ドライコンディションで、時間を追うごとにホコリでバイクが真っ白になるほどであった。あとで聞けば織田選手も平坦で転んだという。滑りやすい路面の上にコーナーが多く、気が休まることがなかったこのコースは、予想外のところに落とし穴があったようだ。
そんな中、小坂は集中力を切らすことなく、落車のあとの6周回目で前の副島選手を捉え始める。7周回目に入ったところでは、とうとう小坂が2位に浮上。副島選手を突き放しにかかる。
ただ、前を行く織田選手との差はジリジリと広がっていき、そのまま独走で優勝。小坂は最後3周回を2位のポジションを危なげなくキープし、JCXシリーズ初戦で逃した表彰台に立つことができた。調子が上がってきている小坂は、次週のラファ+弱虫ペダル スーパークロス野辺山で表彰台の頂点を目指す。
【小坂選手のレース後コメント】
いつもはスタートを決めるのだが、今日は4番手と出遅れてしまった。スタートで織田選手と間が空いてしまい、前を追うことは難しい状況に。落車は2番手を行く副島選手に追いつこうかというタイミングだったので、落車後、再び追いつくのに少し力を使ってしまった。でも、そこから集中力を切らさずペースを上げていくことができ、副島選手を抜いて2位になれた。3位副島選手にタイム差をつけてゴールすることができたので、いいイメージでレースを終えることができた。気温が高く、汗をかいたので、織田選手をはじめ、足が攣った選手も多かったようだ。自分もつりそうになった。直線が短いコースだったので水を飲むタイミングが持てなかったのが要因かもしれない。レース後半は積極的に水を飲むように心がけ、ギリギリ攣らずに済んだような状態だった。次戦の野辺山は、全日本チャンピオンを獲った場所。優勝を狙っていきたい。
▼リザルト
1位 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1:01:44
2位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +00:37
3位 副島達海(大阪産業大学) +00:49
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