【レポート】ACCアジア・マウンテンバイク選手権大会 クロスカントリーオリンピック
▼開催日
2025年4月26日(土)
▼開催場所
中華人民共和国貴州省遵義県
▼出場選手
沢田 時
▼競技概要
4km×5周 総距離20.00km
出走:23名
スタート時間:15:00(日本時間)
▼レースレポート
4月13日のMTB Coupe du Japon 菖蒲谷 XCOで優勝、西日本ロードクラシックでは2位。沢田は、いい流れで今年のアジア選手権に臨むことになった。
アジア選手権は、期間中さまざまな種目のレースが行われ、沢田が出場するクロスカントリーオリンピックの前には、ダウンヒルやU23・ジュニアのレースも行われた。
コースは1周4km。22日に試走した際は、「コースはとても造り込まれていて、激上りにドロップオフ、ロックセクションと休む間がなくハード」などとSNSで発信。徒歩で上るだけでも大変そうな道のりであることが、写真からも伝わってきた。
前回大会で優勝した沢田は、ゼッケンナンバー1で出走。マッドレースとなったMTB Coupe du Japon 菖蒲谷 XCOのゴール後には、「2週間後のアジア選手権で勝てば、もう1年このジャージを着ることができるので、また応援してくださるみなさんの前で、ジャージを見せることができるように頑張っていきたいと思います」と、もう一年アジアチャンピオンジャージを着用すべく意気込んでいた。なお、日本からは北林力選手も出場した。
レースは、日本時間の15時スタート。ペダルを全力で踏み、山へ突入する。沢田は前半の上りの後、ともに出場した北林選手と協調する場面もあったが、中華人民共和国の選手がハイペースを刻む形に。そこからの挽回は叶わなかった。
そのままレースは、進行。フィニッシュラインをトップで通過したのは、Jiujiang MI(中華人民共和国)選手。沢田は約10分遅れでフィニッシュした。
しかし、11位以降は周回遅れ。また、3位以降は、2分以上の差がついていた。厳しいレースの中で、このタイムにまとめたともいえるだろう。
【レース後の沢田のコメント】
上り下り共に非常にタフなコースで、自国開催の中国が数を揃えて強化してきたことから、昨年とは比にならない非常に厳しいレースになると予想していました。前半の上りを終えて北林選手と良い位置に付けることができ、交互に仕掛けることで人数を絞り込もうとしましたが、中国選手のハイペースに対応できず離されていく形となりました。
そこからは非常に苦しい時間でしたが、日本チームの応援と送り出してくれた方々のことを思い出して、何とかゴールすることができました。アジア戦で勝つことは簡単でないことを再認識する結果となりましたが、また自分の番が来ると信じているので、立ち止まらずに精進していきたいと思います。
このレースを迎えるにあたって、本当に沢山の方々に支えていただきました。帰国したら感謝を伝えて、また次の目標に向けて走り出します。日本からの応援を本当にありがとうございました。
▼リザルト
1位 Jiujiang MI(中華人民共和国)1:21:08.04
2位 Denis SERGIYENKO(カザフスタン) +12.09
3位 Jinwei YUAN(中華人民共和国) +2:16.56
8位 沢田時 +10:07.58
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