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2024/05/20 レース

【レポート】ツアー・オブ・ジャパン 第2ステージ 京都

【レポート】ツアー・オブ・ジャパン 2024(UCIアジアツアー2.2)  第2ステージ JPF 京都

 

▼開催日

2024年5月20日(月)

 

▼スタート

普賢寺ふれあいの駅 (京都府京田辺市普賢寺小田垣内62­1)

 

▼フィニッシュ

けいはんなプラザ (京都府相楽郡精華町光台1丁目7)

 

▼出場選手

谷 順成

フォン・チュンカイ

ジェシット・シエッラ

ルーベン・アコスタ

武山晃輔

花田聖誠

 

▼競技概要

普賢寺ふれあいの駅~けいはんなプラザ周回コース 2.8km + 16.8km × 6周回=総距離103.6㎞

出走:95名(16チーム)

スタート時間:9:45

 

▼レースレポート

 

ツアー・オブ・ジャパン2日目の舞台は京都。京田辺市・関西文化学術研究都市周辺の丘陵地帯をコースとして争われた。細かいアップダウンとブラインドコーナーが続くレイアウトで、逃げが決まりやすいと言われている。そこでファーストアタックを仕掛けたのが、今季加入をした武山晃輔だ。6.6kmのパレード区間を経て、アクチュアルスタートと同時に仕掛けた武山は、3名の逃げを形成。そこにまた3名が追いつき6名に。現日本チャンピオンの山本大喜選手(JCL TEAM UKYO)や逃げの実力者トマ・ルバ選手(キナンレーシングチーム)が含まれるいい逃げであったが、カウント周回の1周回目に入ったところで吸収された。しかし次の瞬間からの逃げの動きに、宇都宮ブリッツェンは代わる代わるに反応。そしてついに、今レースの肝となる逃げに、再び武山が乗った。こういう動きができる選手がいると、チームとしては大変心強く、攻撃の幅を広げることができる。

 

武山の乗った逃げは全6周回の内の1周回目にできたもので、元々はライアン・カバナ選手(キナンレーシングチーム)の1人逃げに追いついた形だ。武山のほか、中井唯晶選手(シマノレーシング)、コンフォブ・ティマチャイ選手(ルージャイ インシュアランス)が合流し、逃げは4名に。3周回目には集団との差を2分30秒まで広げ、特にカバナ選手は先日オセアニアチャンピオンにもなり、このTOJでも総合8位につけていたため、なんとか逃げ切りたい様子を見せた。

 

しかしリーダージャージを有するアスタナ カザクスタン ディベロップメント チームと、昨年の覇者有するJCL TEAM UKYOの集団コントロールにより、最終周回には逃げとのタイム差がどんどん縮まり、武山は今後のステージのこともあるためか、集団に戻り、ほどなく他の3名も吸収された。

 

レースはリーダージャージのマックス・ウォーカー選手(アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム)の早駆けを、マッテオ・マルチェッリ選手(JCL TEAM UKYO)がまくって優勝。先頭集団は48名に絞られていたが、宇都宮ブリッツェンは、アコスタ、谷、シエッラが含まれており、タイム差なしでフィニッシュすることができた。昨年は谷だけが最後の集団に残るというケースが多かったが、今年はアコスタとシエッラも必ず残ってくれているので、頼もしい。また、武山、フォン、花田も無事にゴールしており、明日の第3ステージも6名でスタートラインに立つ。

 

総合成績は谷が26秒差で37位がチーム最高位。トップ10入りまで8秒差の位置だ。アコスタも27秒差で40位、シエッラも29秒差で41位なので、この3名に総合上位を狙っていきたい。

【アコスタのレース後コメント】

今日のレースはとても激しいレースだった。特にアスタナ カザクスタン ディベロップメント チームが強かった。そんな中でも問題なく集団でゴールすることができて、明日に備えることができる。強いチームはいるが、自分たちはいいトレーニングを積んできているので、前でゴールし、いいリザルトを取って帰りたい。

 

▼第2ステージ区間賞 リザルト

1位 マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO) 2h41’13”

2位 マックス・ウォーカー(アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム)+0’00”

3位 今村駿介(日本ナショナルチーム) +0’00”

 

22位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0’00”

34位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0’00”

35位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0’00”

63位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +5’14”

65位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +5’14”

83位 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン) +12’33”

 

 

▼第2ステージ終了後の個人総合時間賞 リザルト

1位 マックス・ウォーカー(アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム) 2h44’15”

2位 マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)+0’04”

3位 ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム) +0’10”

 

37位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0’26”

40位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0’27”

41位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0’29”

60位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +5’37”

65位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +5’43”

85位 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン) +13’11”

 

※全リザルトは下記URLをご参照ください。
https://toj.co.jp/2024/kyoto/?tid=100213#result