▼レースレポート
滋賀県出身の沢田時にとって地元開催となるCoupe du Japon びわ湖高島Stage2連戦は、マレーシアで5月10日から行われるアジア選手権直前のレースだけあって「最後の追い込みとして頑張る」と意気込みを見せていた。
先月はロードレースの西日本ロードクラシックDAY2で逃げに乗り、沢田も好調を保っておりMTBでも期待がかかるびわ湖高島Stage初戦。この日の“XCC”はレース時間20分ほどの短いもので、スタートから全力で行く体力や瞬発力が試される。
レース前に沢田は「国内でもフィジカル的にキツいコースで砂利の上りが厳しい。前回の菖蒲谷とは違うキツさがあるが調子はいい」と話し、竹内遼選手(MERIDA BIKNG TEAM)と平林安里選手(TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM)を警戒する。
沢田は2021・2022年とXCC日本チャンピオンであり、4月20日開催の前戦Coupe du Japon 菖蒲谷 XCCで勝利をつかんでいる。マレーシアでの大舞台に向け、ここでも弾みをつけたいところ。試走を終え、レース30分前はローラー台で汗を流してウォーミングアップ。勝利に向けて気持ちを引き締めた。
号砲とともに24名の選手たちが全開でスタートダッシュし、沢田は3番手で最初のコーナーをクリア。1周1.0kmのコースを7周する今大会。1周目に早くも3選手のパックが生まれ、平林選手、竹内、そして沢田の順でスタート&フィニッシュ地点に戻ってきた。4月22日の菖蒲谷XCOで優勝している平林選手(沢田は2位)は相変わらず調子がいいようだ。