▼レースレポート
Coupe du Japon 菖蒲谷 XCOが兵庫県たつの市揖西町 菖蒲谷森林公園・特設コースで開催された。昨日のXCCで2位に2秒のアドバンテージをつけて勝利した沢田時。本人もレース後に「調子が良い」とコメントしており、今日のXCOで最有力候補の1人だ。今日のXCOコースは、1周3.0km×6周=総距離18kmで争われる。下りがテクニカルで実力だけでなく、バイクコントロールも必要とされるコースであり、更には天候が雨でコースはハードなマッドコンディションだ。
レースがスタートすると、昨日のXCCでもファーストラップから積極的に先行した平林安里選手(TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM)が先頭に出てレースを作る。沢田はセカンドパックで平林選手を追う。ここまでは昨日と同じ展開だ。しかし、下り区間に入り、今日のレースの明暗が別れる。下りのテクニックに自信を持つ平林選手は乗車したまま、下り区間を難なくクリアしていく。しかし、沢田やその他選手のほとんどは、雨の影響で滑る路面に対応出来ずにバイクから降車し、厳しい下り区間をやり過ごす。ここで平林選手と大きなアドバンテージが生まれてしまう。