【レポート】ツール・ド・熊野 2024(UCIアジアツアー2.2) 第1ステージ
▼開催日
2024年5月10日(金)
▼スタート&フィニッシュ
蔵土多目的広場(和歌山県東牟婁郡古座川町蔵土)
▼出場選手
谷 順成
フォン・チュンカイ
ジェシット・シエッラ
ルーベン・アコスタ
武山晃輔
花田聖誠
▼競技概要
古座川清流周回コース 41.5km + 42.6km × 2周回=総距離128㎞
出走:94名(16チーム)
スタート時間:9:30
▼レースレポート
3日間で争われるUCI公認のステージレース、ツール・ド・熊野が始まった。例年、ツアー・オブ・ジャパンのあとに予定されていたが、今年はこのように先の開催となった。
今日の第1ステージは、初めて採用されるコースで、未知数の部分が多い。上りがそれほどきつくないので集団スプリントになるとも言えたが、細かいアップダウンとコーナーがあり、道幅が狭くなる区間やブラインドコーナーも各所にある。こうなると、小集団の逃げに有利とも言える。
そんなコース設定をまさに表すかのような第1ステージとなった。
宇都宮ブリッツェンからはフォン・チュンカイ、ジェシット・シエッラ、谷順成、ルーベン・アコスタ、武山晃輔、花田聖誠が出場。スプリントになればフォンに託すが、上りの得意なアコスタは、シーズン最初からこのレースの第2ステージ(山岳ステージ)をターゲットにしており、いい位置でフィニッシュさせたいところだ。前日ミーティングでは、アコスタはもちろん、谷とシエッラを絶対遅れさせないということを確認し、スタートした。
レースは1.3kmのパレード走行の後、アクチュアルスタートと同時にアタックが始まった。宇都宮ブリッツェンは花田とフォンが前方待機。ファーストアタックはすぐに捕まったが、その後のアタック合戦が凄まじく、特に宇都宮ブリッツェンやシマノレーシング、JCLチーム右京、マトリックスパワータグなど逃げたいチームの動きを、集団スプリントに持ち込みたい愛三工業レーシングチームがことごとく潰すという構図が出来上がり、結局最後までアタックが決まることはなかった。
ただ、中盤以降にできた強力な逃げに谷がすべて反応し、光る動きを見せた。「あわや勝ち逃げか?」というような逃げにも乗ったが、総合上位を狙う選手ばかりの逃げであったため、後ろが繋がってきてしまい成立しなかった。谷の逃げへの嗅覚はこのところ急上昇していると感じられるが、この谷の動きができる存在がもう1人いたらいいのは、今後チームの課題だろう。
結局フィニッシュは30人ほどのスプリントとなり、キャッシュ・パー・クップのジョン・カーター選手が優勝した。リザルトを見ると純粋なスプリンターはトップ10に入っていない。このコースは上りもこなして最後も踏める、いわゆるクラシックレースタイプに向いているようだ。宇都宮ブリッツェンとしてはタイム差ゼロの集団にアコスタ、谷、シエッラの3人を入れることができた。前日のミーティング通りだ。特にアコスタは9位に入り、調子の良さを見せた。明日の山岳ステージでステージ優勝できれば、総合優勝も狙えるのがこの大会だ。なんとしても成し遂げたい。
【監督・西村のレース後コメント】
結果から言うと、最後30名ほどの集団に、谷、アコスタ、シエッラの3名が入れたのは良かった。明日につなげることができる。明日は総合成績を占う上で最も重要なステージとなる。その総合を狙える3人がタイムを失うことなく残っているので、攻めの姿勢でレースに臨みたい。
【アコスタのレース後コメント】
今日走ってみて、コンディションがいいことを感じることができた。明日につなげていきたい。明日は4回もきつい上りがあるので、常に前に待機し、強い選手がアタックをしたら、しっかりそれに反応し、良い成績を収めたい。
▼リザルト
1位 ジョン・カーター(キャッシュ・パー・クップ) 2h55’05”
2位 岡篤志(JCLチーム右京)+0’00”
3位 山本大喜(JCLチーム右京) +0’00”
9位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0’00”
27位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0’00”
32位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0’00”
38位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +1’25”
55位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +1’25”
DNF 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン)
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