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2024/04/21 レース

【レポート】JBCF東日本ロードクラシック DAY2

【レポート】JBCF Jプロツアー第5戦 東日本ロードクラシック DAY-2

 

▼開催日

2024年4月21日(日)

 

▼スタート&フィニッシュ

群馬サイクルスポーツセンター(群馬県利根郡みなかみ町新巻3853)

 

▼出場選手

谷 順成

フォン・チュンカイ

ジェシット・シエッラ

ルーベン・アコスタ

武山晃輔

花田聖誠

本多晴飛

 

▼競技概要

群馬サイクルスポーツセンター(6kmサーキットコース 時計回り)6km×10=総距離60

出走:128名(21チーム)

スタート時間:10:45

 

▼レースレポート

 

前日に引き続き、群馬サイクルスポーツセンターでのJBCF東日本ロードクラシック2日目。宇都宮ブリッツェンはこちらも前日と同じく谷順成、武山晃輔、花田聖誠、本多晴飛、フォン・チュンカイ、ジェシット・シエッラ、ルーベン・アコスタの7名での出走となった。ただ距離のほうは6㎞を10周回、総距離60㎞と短く、クリテリウムレースの感覚で臨まなければならないため、「最初から最後まで前で動かなければ、明日は取り返しがつかなくなってしまう」と谷。

 

武山のレース前コメント

「昨日はチームとして後手に回ってしまった。勝負に復帰するのに力を使い、厳しい展開になってしまった。その中でも、幸いにも勝負が振り出しに戻って、最後に谷さんが勝負することができた。根本的な課題はチームでしっかり共有できたので、同じ過ちを繰り返さずに、今日のレースをしっかり走りたい。自分のコンディションはいい。昨日も感触は良かったが、レース強度があまりにも高かったので腰痛が出てしまい、脚のほうの不調ではなくレースを降りてしまった。昨夜、充分にケアをしたので状態は整っており、問題なくレースができる。新しいチーム体制で今季が始まり、外国人選手も多い中、レースを走るごとにお互い意見を出し合って、より良いレース作りのためのコミュニケーションが増えている。当然、何でもうまくいくわけではなく、昨日のように失敗もあるが、それをそのまま終わらせることはない。より良いレースをおこなうための情報共有や話し合いがしっかりできている。チームの中身がより良いものになっているといいと思う

レースは1周目から集団が縦長に伸びるスピードスタートで、逃げを決めたいチームの数人が飛び出ると、スプリントに持ち込みたいチームがそれを追いかけるという展開で、それが最後まで続いた。

 

アタックを潰すのは花田と武山。特に花田は自らもアタックをしかける場面が多く、2周目、4周目のコントロールライン通過時には、「宇都宮ブリッツェンの花田が飛び出した!」と、会場アナウンスの大きな声が響いた。

 

集団前方は常にシエッラとフォンが位置取り、アコスタは集団内待機で、谷は動きに幅を持たせ、集団待機やアタックに反応を繰り返した。

 

結局、細かいアタックは繰り返されるが、大きな逃げは決まることなく最終周回へ。スプリントにしたいチームの気が緩んだ隙を突き、初日2位のアグロティス選手を含むマトリックスパワータグの3名がアタック。これに宇都宮ブリッツェンはアコスタと武山が乗り7名の逃げを形成。このまま行きたかったが、集団スプリントでの勝利を確信していたTEAM BRIDGESTONE Cyclingがこれを阻止。集団は1つになったが、フィニッシュ前で20名ほどが先行。そこに宇都宮ブリッツェンからはアコスタが入る。そのまま小集団スプリントとなり、上手く列車を組んだTEAM BRIDGESTONE Cyclingから橋本英也選手が優勝。アコスタは10位となった。

 

今レースは宇都宮ブリッツェンの出場選手それぞれが光るレースとなった。アコスタも「宇都宮ブリッツェンはアタックに反応したり、みんなで仕事を分散することができ、その結果、トップ10に入ることができた」とコメント。チームの組織力は着実に上向いているようだ。

【アコスタのレース後コメント】

今日は常に高速のレースだった。そんな中でも、宇都宮ブリッツェンはアタックに反応したり、みんなで仕事を分散することができ、その結果、トップ10に入ることができた。これまで日本のレースを走ってきて、常にペースが速く、アタックが繰り返されるレースが多い印象。チームの誰かがアタックに乗ることが大切で、誰も送れないと後手を踏んでしまい、集団に待機してゴールスプリントするしかない。来週もレースがあり(西日本ロードクラシック@兵庫)、もちろんそれも頑張るが、ツール・ド・熊野(51012日@和歌山)に集中したい。熊野の第2ステージは山岳コースで、自分に勝利の可能性があるレースだと思う。

 

 

▼リザルト

 

1位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1h22’15”

2位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0’00”

3位 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0’00”

 

10位  ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0’01”

30位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0’14”

45位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +0’40”

68位 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン) +2’08”

73位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +2’21”

74位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +2’21”

DNF 本多晴飛(宇都宮ブリッツェン)

 

※全リザルトは下記のURLからご確認ください。

https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=240421_gunma