▼レースレポート
JCXシリーズが開幕となる「JCX series 第1戦 お米の田島屋 PRESENTS 茨城シクロクロス 土浦ステージ」が、茨城県土浦市りんりんポート土浦/川口運動公園特設会場にて開催された。例年多くの観客が会場に駆けつけるが、今年も多くのシクロクロスファンが会場に訪れ賑わいを見せている。その中には赤いウェアを着るブリッツェンサポーターの姿も見られ、スタート前から「トッキー頑張って!」など、沢田には温かい声援が送られた。昨シーズンは、織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)に圧倒的な力の差を見せつけられたが、今シーズンは、MTBアジア&日本王者に輝き、新城ロードレースでは、ロードレース初勝利を飾る活躍から今年のシクロクロスには大きな期待が寄せられている。
沢田はレース前に「まだロードレースシーズンは続いているが、シクロクロスシーズンが開幕して嬉しく思っている。今日のコースはハイペースで進むだろう。一周も短く、ロードレースで言えばクリテリウムの様なコースです。全日本チャンプの織田選手と副島選手も調子が良さそうですし、その他強豪メンバーも揃っています。初戦から厳しい戦いになると思うが、しっかりライバルと争って優勝したいです」と、ポジティブにコメントを残している。
14時30分となり男子エリートカテゴリーが一斉にスタート。沢田は最前列から勢いよく飛び出し最初のコーナーを先頭でクリアしている。開幕戦と言うこともあり、お互い探り合いの展開になるかと思ったが、若手筆頭株の副島達海選手(大阪産業大学)がオーバーペースかと思えるほどのハイスピードで一人抜け出していく。2番手パックでは、沢田と織田選手がペースメイクして副島選手を追っているが、2周目に入っても副島選手のペースは衰えず力強いペダリングで一人突き進む。U23シクロクロスチャンピオン副島選手の積極的な走りにコース沿いからも熱い声援が送られる。