▼レースレポート
愛知県稲沢市の国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザで行なわれたJCX series 第6戦 東海シクロクロス。この会場は木曽川の砂丘が自然公園となっためずらしい場所で、平坦だけでなく、上り下りも砂で覆われるコースは日本では唯一無二。毎年人気のレースとなっている。宇都宮ブリッツェンからは沢田時が出場した。前日の試走で、以前走ったときよりも砂が柔らかく感じたという沢田。
<レース前の沢田のコメント>
「2年前に全日本選手権で走ったコース。砂が特徴のコースだが、今年はかなり砂が柔らかいと感じる。前に進むことそのものにパワーを使うことになり、厳しいコースだという印象だ。砂は好きなコースだし、得意で、ここまで砂のセクションが多いコースは日本でここしかない。そういう意味でも、すごく楽しみにしていたレースだ。(今季は織田聖選手、副島達海選手が強さを示しているが…という問いに対し)2人は今回も序盤から飛ばしていくと思うが、全日本も見据えて、気持ちの面で負けてしまっていてはいけない。今日も勝つ気持ちを保ち、それが結果にもつながると思うので、積極的にいきたい。全日本まで3週間を切り、序盤は夏場の疲れもあったかと思うが、一度リフレッシュを入れて先週のレースは調子が上向いていることを感じたので、ここからは全日本に向けてもう一段上げていきたい。今日もしっかり追い込みたい」
めずらしい砂セクションを含むコースで人気とはいえ、その攻略が勝負を分けると言ってもいい。今シーズンはシケインをバニーホップで越えている沢田だが、シケインも砂のためジャンプの安定性が保てず、皆、試走から手を焼いていた。