▼レースレポート
今季、ロードレースもマウンテンバイクも絶好調の沢田時。今日から12月1日までは、毎週日曜日にシクロクロスのレースがあり、12月8日は1週休んで12月15日の全日本選手権に臨むというレーススケジュールで、本格的なシクロクロスシーズンに突入した。すでに10月6日に茨城シクロクロス土浦ステージに出場しているので、沢田にとって今季2戦目となるが、この亘理のレースに出るのは初めてだ。
<レース前の沢田のコメント>
「初めて走るコースでとても楽しみにしていた。距離が長く、ハイスピードかつキャンバーがテクニカルで、すごく好きなコースだと思った。今日はライバルよりも自分にフォーカスしている。先週まで体調を崩し、それは復調してきているが、12月15日の全日本選手権に向けて、まずはしっかりと自分を追い込むことだけに集中して、スタートからいきたい。最高気温22度の予報とのことで、もう少し涼しいほうがいいが、自分は夏場もロードレース、マウンテンバイクを走ってきてるので、水分補給に気をつけながら走れば問題ないと思う。もちろん優勝を目指して。結果が出るとどんどん調子が上がるタイプなので、全開でいきたい」
会場の鳥の海公園は、東日本大震災の教訓を活かした防災公園の機能も兼ね備え、芝生の広い平地や海沿いの長く高い土手がうまくコースに取り入れられているのがこのレースの特徴だ。特に土手を使ったロングキャンバーセクションは難所で、そこから斜面をS字に下る「アドバンスキャンバー」は2箇所。ほぼ360度ターンの下りの入りは、スピードを殺さなければ転倒必至で、ここを重点的に試走する選手が多かった。また土手に上るロング階段セクションもわたりラウンドの名物で、テクニックだけでなくフィジカルの強さも求められる。