▼レースレポート
シーズン後半戦の初戦となる2024JBCF 山陽建設 佐木島ロードレースが、広島県の瀬戸内海に浮かぶ島・佐木島で開催された。選手はもちろん、関係者や多くのファンもフェリーで佐木島に上陸。トライアスロンのレースも開催される、スポーツイベントには馴染みのある島で、島をほぼ1周するコースには、スタートから3km付近とフィニッシュまで2km地点に上りがあり、海岸沿いの曲線をなぞる(つまりあまり見渡しのいいストレートがない)コースレイアウトが特徴だ。
昨年は雨だったが、今年は天気が良すぎるほどで、予想最高気温は34度。瀬戸内の日差しが眩しいほどの中、10時20分に88名の選手がスタートした
宇都宮ブリッツェンは谷順成、花田聖誠、武山晃輔、本多晴飛、菅野蒼羅という、全員日本人での出走となった。
スタート直後に地元ヴィクトワール広島の選手2名を含む3名が飛び出し、そこに宇都宮ブリッツェンも1名が合流したが、すぐに集団は1つに。ただ攻撃の手は緩まず、次々とアタックが繰り返され、1周目の上りの頂上手前(フィニッシュまで残り2km)でヴィクトワール広島の1名が強力に飛び出したところへパラパラと選手が合流し、2周目に入る頃には25名という大きな先頭集団ができ、宇都宮ブリッツェンからは花田、菅野の2名を送り込むことに成功した。
25名の先頭集団はそのまま周回を重ねるが、人数が多すぎて協調体制が取りづらく、集団との差は開いても2分程度だった。ただ各チーム有力選手を入れてきていたので、追走集団もそれほど脅威にはならず。宇都宮ブリッツェンとしては、どの方向にレースが展開してもいい形で進めていた。だが、6周回目で花田がメカトラに見舞われ先頭集団からドロップ。先頭に菅野1名となった。