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2024/09/29 レース

【レポート】OITA サイクルフェス!!! 2024 おおいたアーバンクラシックロードレース(UCI 1.2)

【レポート】OITA サイクルフェス!!! 2024 おおいたアーバンクラシックロードレース(UCI 1.2)

 

▼開催日

2024年9月29日(日)

 

▼スタート&フィニッシュ

大分いこいの道周辺特設コース レゾナックドーム大分前(大分市横尾1351)

 

▼出場選手

谷 順成

沢田 時

ジェシット・シエッラ

ルーベン・アコスタ

武山晃輔

花田聖誠

 

▼競技概要

大分いこいの道周辺特設コース 11.6㎞ x 13周回 = 総距離150.8km

出走:100名(18チーム)

スタート時間:9時00分

▼レースレポート

 

「OITAサイクルフェス!!! 2024」の2日目は、1周11.6㎞の大分いこいの道周辺特設コースの13周(総距離150.8㎞)で行う「おおいたアーバンクラシックロードレース」だ。大分スポーツ公園、レゾナックドーム大分、商業施設のパークプレイス大分、高尾山自然公園近隣の公道などを使用し、直角コーナーも多いテクニカルなコース設定。細かいアップダウンが続くが、高速のレース展開が予想された。

 

宇都宮ブリッツェンは前日のクリテリウムと変わらず、谷順成、花田聖誠、武山晃輔、沢田時、ジェシット・シエッラ、ルーベン・アコスタの6名が出場。武山はコースの印象を「休みどころがなくハイペースでレースが進む。最終盤は大集団にならずに、少数での勝負になりそう。脚の使いすぎに気をつけたいコース」と語っている。

 

レースは暑さも感じられる秋晴れの下、9時にスタートするとパレード走行のニュートラル区間でいきなり大きな落車が発生してしまう。ブリッツェン武山のハンドルがチームメイトに絡まり、沢田、ルーベン他、多くの選手を巻き込む集団落車を引き起こしてしまった。転倒した武山はその場でリタイヤとなり、各チーム6名で参加しているが、早くも武山を欠いた5名で宇都宮ブリッツェンは戦うことに。

 

状況も整い、選手たちも気持ちを切り替えて再スタートとなると、間もなく4人の選手が抜け出しに成功した。前日4位の孫崎大樹選手(キナンレーシングチーム)、阿部嵩之選手(ヴェロリアン松山)、レオネル・キンテロ選手(ヴィクトワール広島)、ジョン・ウホ選手(ソウル・サイクリングチーム)が協力して後続との差を広げていく。メイン集団も容認すると先頭4名とのタイム差は2分程度で落ち着き、一定ペースで周回を重ねていく。

残り5周に入ったところでメイン集団も徐々に活性化。ペースアップで終盤に向けての駆け引きが始まり、先頭4人とのタイム差は残り4周で約1分まで縮まった。宇都宮ブリッツェンメンバーは集団前方の位置取りを意識しながらペダルを回す。谷が残り2周となるラップを7位(メイン集団では3番手)で通過。タイム差は1分を切った。

 

ファイナルラップ直前、先頭4名から孫崎選手がアタックして独走を決めるが、メイン集団が追いついた。勢いづいたメイン集団は分裂するが、宇都宮ブリッツェンはアコスタを7名の先頭グループに送り込むことに成功。日本ナショナルジャージを着る小林海選手(マトリックスパワータグ)や山本大喜選手(JCL TEAM UKYO)、ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング勢2名などを含んだ強力な逃げとなる。

 

そして最終盤。フィニッシュライン手前の登りでイェロン・メイヤース選手(ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング)が伸びを見せ、勝負を制した。アコスタもスプリントに絡んだが惜しくも3位に。

 

表彰台でアコスタは、はにかみながら「今日のレースはすごくハードだったが3位になれて嬉しい。宇都宮や栃木の皆さんにもいい報告ができる。また次も頑張りたい」とコメントしている。

 

完走は約半分の52名。獲得標高差2,000m以上、なかなか脚を休められないコースだけに厳しいレースとなった。宇都宮ブリッツェンは5名が完走している。

▼リザルト

 

1位 イェロン・メイヤース(ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング) 3h24’23”

2位 山本大喜(JCL TEAM UKYO) +0:00

3位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0:00

 

10位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0:42

12位 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン) +0:42

27位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +1:15

35位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +2:15

DNF  武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)

 

※全リザルトは下記URLをご参照ください。

https://www.oita-cyclefes.com/pdf/communique8rr.pdf