2周目、スタート時の差をリカバリーして先頭グループに追いついた沢田。先頭は沢田、注目の副島選手、高橋翔(日本体育大学)で形成される。
3人の中で積極的だったのが副島選手。沢田と高橋選手は副島選手に食らいつく形となる。沢田にはロードレースで鍛えた能力がある。大きく遅れさえしなければ優勝のチャンスは十分にある。
しかし、6周目でアクシデント発生。パンクによりバイクチェンジを余儀なくされる。副島選手は7周目でアタックして単独先頭に。高橋選手が2位、沢田は40秒遅れと非常に厳しい状況。結局、その後も差は詰まらず、副島選手が優勝。高橋選手は2位、沢田は1分4秒遅れの3位でフィニッシュした。
この日は沢田の日ではなかったのだろう。ただ、諦めずに3位でフィニッシュし表彰台を獲得し、最低限のミッションはクリアした。最後まで諦めないのが沢田らしい。既に気持ちを切り替え、心は次のレースに向かっているはずだ。