【レポート】2024宇都宮ジャパンカップ・クリテリウム
▼開催日
2024年10月19日(土)
▼スタート&フィニッシュ
宇都宮市二荒山神社前(栃木県宇都宮市馬場通り1丁目)
▼出場選手
谷 順成
沢田 時
花田 聖誠
フォン・チュンカイ
ジェシッド・シエッラ
ルーベン・アコスタ
▼競技概要
宇都宮市大通り周回コース 2.25㎞ x 15周回 = 総距離33.75km
出走:117名(20チーム)
スタート時間:15時40分
▼レースレポート
2010年に誕生したジャパンカップクリテリウム。今年も国内の自転車ロードレースファン、そして宇都宮市民のお祭りとしてコース沿いには多くの観客が集まった。コースはおなじみ、二荒山神社前をスタート&フィニッシュとする宇都宮市大通り周回コースだ。いつもなら多くのクルマが行き交う目抜き通りだが、この日だけは上河原交差点〜池上町交差点までを完全閉鎖してレースを開催。「自転車のまち宇都宮」ならではの大迫力の戦いが毎年繰り広げられている。
ジャパンカップは宇都宮ブリッツェンのメンバーにとって、地元で行われるシーズン最重要とも言える大会。この日のために「大谷石」をメインデザインコンセプトにしたスペシャルジャージを着用し、海外招聘チームや国内チームを相手に地元パワーを見せつけたいところ。
西村大輝監督も「地元レースなのでがんばります!」と前夜のチームプレゼンテーションで声を張り上げて盛り上げ、プレッシャーもかかるが「サポーターやスポンサーの皆様の目の前で走れる大切な大会。チーム一丸となって優勝を目指す」と続けた。
15時40分、スタートの号砲が秋空の下で鳴り響くと真っ先に飛び出したのは畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)だ。チームプレゼンテーションで引退宣言をした39歳のベテランは長年ジャパンカップを盛り上げてくれた立役者のひとり。ファンから声援が飛んだ。
しかし、クリテリウムはすぐに例年通りのハイスピードな展開に。海外チームが主導権を握ろうと序盤から前方で動きを見せる。宇都宮ブリッツェンはキャプテン谷順成、沢田時、花田聖誠、フォン・チュンカイ、ルーベン・アコスタ、ジェシット・シエッラのメンバーでクリテリウムに参戦。谷、フォンが集団前方で様子をうかがう。
3周ほどでニールソン・パウレス選手(EFエデュケーション・イージーポスト)ら海外勢5名による逃げが生まれた。その中のマケイ・モホリッチ選手(バーレーン・ヴィクトリアス )が4周目最初のスプリント賞を獲得。
5名にさらに数名の海外勢がジョインするとじわじわとメイン集団とのタイム差を広げていく。総勢9名になった逃げはチームの垣根を越えたローテーションでスピードを上げ、レース中盤で早くも逃げ切りの展開が予想された。本場ヨーロッパ、ワールドツアーを主戦場とする選手たちの走りに、国内チームはなすすべもない。
モホリッチ選手が8周目2回目のスプリント賞を獲得する。後続から追い上げてきた2名が加わり、残り5周の時点で先頭は11名に。リドル・トレック勢2名(アンドレア・バジオーリ選手、トムス・スクインシュ選手)とイスラエル・プレミアテック勢2名(マイケル・ウッズ選手、ブレイディ・ギルモア選手)が有利か。
国内勢も追走の動きを見せ、花田も加わるが、逃げ集団はローテーションを緩めないため追撃も届かない。12周目3回目のスプリント賞はローガン・カリー選手(ロット・デスティニー)に。メイン集団とのタイム差は23秒ほどだ。
残り1周半。逃げる11名の中でも駆け引きが始まる。パウレス選手が下りを利用して仕掛けたかと思えば、ファイナルラップに入ると今度はスクインシュ選手がアタック。池上町交差点の折り返し後につかまると、モホリッチ選手が先頭で最終コーナーに突入。再びパウレス選手が飛び出すが、最終直線の登りをスルスルと駆け上がったリドル・トレックのスクインシュ選手が勝利をつかんだ。これによりトレックチームは大会5連覇を達成した。
宇都宮ブリッツェンの最高位はフォンの21位。クリテリウムは過去に例を見ない海外勢の逃げ切りに終わったが、これは宇都宮のレースが世界から認められている証でもある。本気のトップ選手たちの走りに、宇都宮のファンたちも酔いしれた。
古賀志山周辺を舞台にするロードレースでは、宇都宮ブリッツェンメンバーの地元ならではの熱い走りに注目だ。
【フォン・チュンカイのレース後のコメント】
今日はものすごくペースの速いレースだった。先頭にワールドツアーチームが集まったため追走が難しくなった。集団の中にいたが、地元宇都宮のために少しでも良いリザルトを残したかった。明日はクライマーではない私にとっては難しい日になるかもしれないが、宇都宮ブリッツェンには2名コロンビア出身のクライマーがいる。谷選手と沢田選手も状態がいいし、去年も良い走りを見せてくれた。大切な地元でのレース、良い日にしたい。
▼リザルト
1位 トムス・スクインシュ(リドル・トレック) 0:41’32”
2位 マウロ・シュミット(チーム・ジェイコ・アルウラー) +0:00
3位 アントワン・ユビー(スーダル・クイックステップ) +0:00
20位 フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン) +0:21
47位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +0:21
50位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +0:21
72位 ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0:30
77位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) +0:30
85位 花田聖誠(宇都宮ブリッツェン) +0:34
※全リザルトは下記URLをご参照ください。
https://www.japancup.gr.jp/sites/default/files/documents/2024/10/2024UJC_Communique4_Result_CR.pdf
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