▼レースレポート
5月のCoupe du Japonは沢田時にとって地元レースとなる滋賀県の「びわ湖高島Stage」でXCC、XCOと連勝。その勢いのままアジア選手権も初制覇を飾ることができた(現在アジアチャンピオンジャージ作成中)。
今回の白山2連戦は全日本選手権前の最後のレース。沢田はスタート前に「このコースに来るのは7年ぶりくらいだが、相変わらず芝生のゲレンデの登りがかなりキツい。アジア戦から調子も保っていて試走も軽く感じた」と話し、コンディションは良好だ。竹内遼選手(MERIDA BIKING TEAM)、宮津旭選手(OLIVE)、アジアU23チャンピオンの副島達海選手(大阪産業大学)らを警戒する。
今回のXCCから実測9.1kgと軽量なニューバイクが投入された。ハードテイル仕様のMERIDAの新型BIG.NINE 10Kだ。沢田は「本番は明日。バイクのテストも兼ねて今日は優勝を狙いつつ、レーススピードで得られる感覚をつかみたい」と新しい相棒とのレースを楽しみにした。
今日は1.6kmのショートコースを使用。レースタイムも20分程度と短いため、最初からどの選手も全力だ。青空の下でスタートの号砲が鳴ると沢田も好ダッシュを決め、最初のコーナーにも2、3番手で突入できた。1周回目で早くも7名のパックが形成され、2番手で沢田は先頭に出るタイミングをうかがう。