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2024/11/03 レース

【レポート】JCX series 第3戦 御殿場シクロクロス Supported by 湘南CX

【レポート】JCX series 第3戦 御殿場シクロクロス Supported by 湘南CX

 

▼開催日

2024年11月3日(日)

 

▼会場

高根西ふれあい広場(静岡県御殿場市上小林662)

 

▼出場選手

沢田 時

 

▼競技概要

2.5km✕9周 総距離22.5㎞

出走:68名

スタート時間:14:25

▼レースレポート

 

ちょうど1週間前に出場した前回のレースは、1分36秒差をつけて圧勝。沢田は、連勝を狙い今大会に挑むことになった。

 

渋滞もあり予定より大幅に遅れてレース会場に到着したものの、レース前の試走を終えた沢田の言葉は冷静そのもの。

 

「森の中、かなり細かくコーナーが続き抜きどころからないので、スタートが重要になると思う。(前日は雨だったことを受け)コースは乾いているかと思ったが1、2か所深い泥がありバイクに泥がつくポイント、土がめくれて滑りやすいコーナーがいくつかあった。また、今回出場する副島(達海)選手は第1戦でかなり苦しめられた。自分自身、今はシクロクロスに100%フォーカスして取り組めているので、今日はしっかりその中で勝てるよに頑張りたい」と力強く語った。

 

気温は約20度、青空が広がる中でスタートしたレース。ホールショットをとったのはライバル副島選手。そこに沢田が続き、早速、副島選手と沢田が先行する形となる。副島選手は土浦のレースで沢田に2分46秒差をつけて優勝。簡単に勝てる選手ではない。

 

2周目、先頭は沢田と副島選手。しかし、3周目で副島選手が単独先頭に躍り出る。その差は約18秒となった。

4周目に入ってもトップ2人の構図は変わらず。副島選手と沢田の差は約20秒に広がり、3番手以降は高橋翔(TeensMAP)選手、鈴木来人(OnebyESU-ICV)選手、元ブリッツェンの小坂光選手(Utsunomiya Lux)と続いていた。

 

副島選手がリードする状況ではあったが、もちろん沢田は諦めない。どんなに離されても粘るのが沢田の強さであり、魅力なのだ。徐々にタイム差を縮め、6周目でついに副島選手を捉えピタリとマークする。ロードレースで身に着けた耐久力と勝負勘を発揮する時がきた。

 

ファイナルラップ通過の2人の差は約3秒。逆転の可能性も残してはいたが、最後にその差を詰めることはできず副島選手が優勝。沢田は2位でフィニッシュした。また、完走はわずか10名と厳しいレースとなった。

 

連勝を狙ったレースで惜しくも2位は悔しい結果。しかし、ここから毎週のようにレースをこなし、来月15日にシクロクロスの全日本選手権を迎える。今回のように大崩れせず常に優勝を狙える位置で戦い続けることは、チャンピオンジャージ獲得に向け非常に重要になるはずだ。

【レース後の沢田のコメント】

序盤に差が開いてしまいそこからなんとか追いついてという状況だった。何度か前には出られたが副島選手は強く、勝つには力が足りなかった。(副島選手に追いついてらの展開について)泥の深い区間では自分の方がタイム差を稼げるのをわかっていたが、開いた差を取り戻すことしかできなかった。なんとか最終周回の前、その区間に入る前に副島選手より前で入れればチャンスがあるかもしれないと思ったが力が足りなかった。ただ、今日は観客の方との距離が近いコースで、差が開いた時もずっと応援していただけて、そのおかげで気持ちを切らさずに走ることができた。感謝しています。全日本選手権に向けてコンディションは7~8割ぐらい。課題は多いものの開幕戦に比べるとかなりシクロクロスに慣れてきた。11月は毎週シクロクスのレースがあるので調子を上げていけると思う。順調だと感じている。次のレースも頑張りますので応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!

▼リザルト

 

1位 副島達海(大阪産業大学)1:05:50

2位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +05”

3位 鈴木来人(OnebyESU-ICV) +2’03”