2021年10月10日(日)、UCI公認国際自転車ロードレース OITAサイクルフェス2021『三菱地所おおいたアーバンクラシック』が大分県大分市大分スポーツ公園周辺特設コースにて開催。
本日のレースには全14チーム、82名が参加。宇都宮ブリッツェンからは 増田成幸、堀孝明、西村大輝、小野寺玲、中村魁斗、貝原涼太 の6名が参加しました。
本大会はUCI（国際自転車競技連合）公認の国際レースとしての開催に加え、宇都宮ブリッツェンが加盟しているJCLプロロードレースツアーの「ポイント付与対象レース」という位置づけでも開催された。レース序盤から激しい先頭争いが繰り広げられる。8周回目で小野寺玲を含む7名の逃げ集団が形成されると、そのまま集団との差が開きそのままゴール争いになるかと予想された。そこから2度のマンセボ（マトリックスパワータグ）のアタックにより、先頭集団は散り散りに。その勢いのままマンセボが1位でフィニッシュ。 小野寺も最終周回まで4番手の位置から粘りの走りを見せたがゴールを前に力尽き、宇都宮ブリッツェンは増田の22位でレースを終えました。
レーススタート前のようす
本レースは、1周=11.6kmの大分スポーツ公園周辺特設コースを13周回する、総走行距離150.8㎞のコースレイアウト。 レースは2.6㎞のニュートラルを経て残り9㎞住宅街地点でリアルスタート。 早速那須ブラーゼンの柴田雅之が飛び出すも、渡邉歩（愛三工業レーシングチーム）が追走、すぐに逃げは吸収される。山本元喜・中島康晴（キナンサイクリングチーム）、佐野淳哉（レバンテフジ静岡）、白川幸希（シエルブルー鹿屋）、などが積極的に先頭で仕掛けていくが、決定的な逃げはなかなか決まらないままレースは5周へ。 5周目で小野寺、渡邉歩（愛三工業レーシングチーム）、西尾勇人（那須ブラーゼン）が先行するも吸収される。再び10名ほどが抜け出しペースアップするも集団はひとつのまま。ハイペースな展開により集団は縦長に伸び、なかなか落ち着かない。
集団は縦に伸びている。
ハイスピードなレース状況に加え、30度を越える真夏日となった本レース。レース中盤の6周回の段階で、レース展開についていけなくなった選手、暑さによりコンディションが崩れてしまう選手などがレースを降り、53名まで減っている。
7周回に入る段階で徐々に集団が分断される。8周回に入ると小野寺、マンセボ（マトリックスパワータグ）、岡本隼（愛三工業レーシングチーム）、山本大喜（キナンサイクリングチーム）、西尾勇人（那須ブラーゼン）、小石祐馬（チーム右京相模原）、風間翔眞（シマノレーシングチーム）7名の逃げ集団が出来上がる。 各チームから1名ずつで編成された逃げ集団とメイン集団の差は一時最大3分40秒ほどに広がった。後方のメイン集団ではシマノレーシングがコントロール。レースが終盤にさしかかるとブリッツェンも集団けん引に加わる。
メイン集団はシマノレーシングがコントロール。
10周回目の補給ポイント付近でマンセボ（マトリックスパワータグ）がアタック。これに反応できたのは小石祐馬（チーム右京相模原）のみ。小野寺は反応に遅れてしまい、山本大喜（キナンサイクリングチーム）とともに追走を試みる。山本大喜は前方のふたりに追いつくことに成功したが、小野寺は失速、単騎4番手から3名を追いかける展開となり最終周回へ。
補給ポイント。真夏のような暑さで、ボトルの補給が欠かせない。
最終周回で残り8㎞地点付近でマンセボがアタック。力技で2人を引き千切り、マンセボ→山本大喜→小石と単騎ずつばらばらになり、そのままゴール。マンセボ（マトリックスパワータグ）が優勝を決めた。 4番手で粘りの走りを見せた小野寺だったが、最後は集団に吸収された。 宇都宮ブリッツェンは増田の22位を最上位にレースを終えた。
ブリッツェン最上位は増田の22位。
■リザルト
01位 フランシスコ マンセボ （マトリックスパワータグ） 3:30:48
02位 山本 大喜 （キナンサイクリングチーム）3:32:51（+0:53）
03位 小石 祐馬 （チーム右京相模原）3:32:51（+2:03）
…
22位 増田成幸 3:36:00（+5:12）
27位 西村大輝 3:36:23（+5:35）
30位 小野寺玲 3:36:38（+5:50）
31位 中村魁斗 3:36:39（+5:51）
35位 堀 孝明 3:38:55（+8:07）
38位 貝原涼太 3:40:29（+9:41）
■清水裕輔監督コメント
コロナウイルス感染拡大防止に伴う規制があるなか、こうして大会を開催してくださったことに感謝しています。 レースではみんな積極的に動いてくれて、ようやく逃げが決まったところで、逃げに今日勝たせに行こうとしていた小野寺が上手くのってくれたので、チームとしては小野寺に勝負を託しました。最後は力負けしてしまったので、また仕切り直して強くなって勝負に挑みたいと思います。応援いただいた皆様、ありがとうございました。次回の全日本選手権でも活躍できるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。
