UCI公認国際自転車ロードレース OITAサイクルフェス2021『三菱地所おおいたいこいの道クリテリウム』

2021年10月9日(土)、UCI公認国際自転車ロードレース OITAサイクルフェス2021『三菱地所おおいたいこいの道クリテリウム』が大分県大分市大分いこいの道周辺特設コースにて開催。

本日のレースには全13チーム、75名が参加。宇都宮ブリッツェンからは 増田成幸、堀孝明、西村大輝、小野寺玲、中村魁斗、貝原涼太　の6名が参加しました。

本大会はUCI（国際自転車競技連合）公認の国際レースとしての開催に加え、宇都宮ブリッツェンが加盟しているJCLプロロードレースツアーの「ポイント付与対象レース」という位置づけでも開催された。

レースは序盤からマトリックスパワータグがレースをコントロール。20周回目で起こった落車をきっかけに集団がふたつに分断される。前方集団に5名を残したブリッツェン。最終周回は18名ほどの小集団による勝負となり、小野寺玲がゴール前の熾烈なスプリント争いを制し、今シーズン2度目のクリテリウム優勝を飾った。

優勝の結果、JCLポイントも加点され、JCLポイントリーダージャージの獲得となった。

大分市街地で開催された本レース。

本レースは、1周=1kmの大分いこいの道周辺特設コースを40周回する、総走行距離40㎞のコースレイアウト。 レーススタートより長く伸びる。2周回から天野壮悠（シマノレーシング）がアタックするも、堀がすかさずチェック。4周目に入ると吸収される。天野と入れ替わる形で床井亮太（シマノレーシング）が飛び出すも、堀が再びチェックに入り、集団内では主導権の握りあいが続く。メイン集団前方ではマトリックスパワータグ、シマノレーシングチーム、宇都宮ブリッツェンを中心に集団前方で先頭のコントロールを狙う。10周回目の周回賞では開催地チームであるスパークルおおいたの孫崎大樹が獲得。

シマノ選手の飛び出しを堀がすかさずチェック。

再び集団はひとつに戻り、前方ではマトリックスパワータグがコントロール。強力なけん引により、集団は縦長に伸びる。ブリッツェンもマトリックスの後方付近で固まりながらレースの状況をうかがう。 17周回で風間翔眞（シマノレーシング）がアタックするも19周回目で吸収される。周回賞がかかった20周回。S字コーナーからの立ち上がり部分で、数名の落車が発生。幸い前方にいたブリッツェンは大きな影響なく残ったが、落車をきっかけに集団はふたつに分断される。宇都宮ブリッツェンは前方集団に5名を残し、貝原が後方集団に残されてしまうかたちに。 集団前方でコントロールに積極的に動いていたマトリックスパワータグの安原大貴が20周回、そして30周回の周回賞を獲得。

集団はマトリックスパワータグがコントロール

36周目には前方集団はマトリックスとブリッツェンから5名ずつ、チーム右京相模原3名、キナンサイクリングチーム2名、愛三工業レーシングチーム、ヴィクトワール広島VC福岡が1名ずつの計18名に。 先頭集団に5名を残したブリッツェンはうまく体力を温存しながら最終周回に突入。 小野寺玲がゴール前の熾烈なスプリント勝負を制し、今シーズン2度目のクリテリウム優勝を飾った。 優勝の結果、JCLポイントも加点され、JCLポイントリーダージャージの獲得となった。

表彰式の様子。

■リザルト

01位　小野寺 玲　（宇都宮ブリッツェン）　54:51

02位　吉田 隼人　（マトリックスパワータグ）54:51

03位　中島 康晴　（キナンサイクリングチーム）54:51

…

11位　西村大輝　54:53（＋0:02）

15位　増田成幸　55:00（＋0:09）

16位　中村魁斗　55:25（＋0:34）

31位　堀 孝明　55:46（＋0:55）

46位　貝原涼太　56:14（＋1:23）

■小野寺玲選手コメント

久しぶりにJBCF加盟チームと一緒に走ることができ、賑やかなレースになりました。マトリックスパワータグが序盤から集団をコントロールしていて、そこを切り崩していくのが大変でしたが、チームとしても前方に人数を残すことができましたし、マトリックスの支配の中でチームメイトがうまく機転を利かせて良いポジションに連れてってくれたので勝つことができました。

難しい展開でしたが、いいレースになったと思います。

今日のクリテリウム優勝で弾みもつけられたと思うので、自身の目標であるロードレース優勝を目指して明日も頑張りたいと思います。

■清水裕輔監督コメント