2021年9月12日(日)、三菱地所JCLロードレースツアー2021 第7戦「秋吉台カルストロードレース」が山口県Mine秋吉台ジオパーク特設周回コースにて開催。
宇都宮ブリッツェンから 増田成幸、阿部嵩之、堀孝明、西村大輝、小野寺玲、中村魁斗 の6名が参加。
阿部が序盤から積極的に動き、先頭5名の逃げ集団の中で展開を進めたが、3周回時に逃げ集団は吸収される。 最終周回で先行した数名を捕らえることができず、宇都宮ブリッツェンは増田の4位を最上位にレースを終えました。
レース前のステージプレゼンテーション。
今日のレースコースは29.5km×4周回=118kmの周回コース。 約4㎞のローリングスタート区間を越えレースが始まると、今回特別参加の地元山口県選抜チームの選手が積極的に前を走りアタックを仕掛けるが決定的な逃げは決まらない。阿曽(ヴィクトワール)やトマ(キナン)が飛び出すも、復路区間にある上り区間で吸収される。 その後2周回目に入るタイミングで阿部を含む5名の逃げ集団が出来上がり、2周回完了時の山岳賞を山本大喜(キナン)が獲得する。
先頭5名は阿部のほか渡邊(ブラーゼン)、宇賀(右京)、山本元喜(キナン)、孫崎(スパークル)。
先頭に選手がいないVC福岡が積極的にメイン集団をけん引するがなかなかタイム差は縮まらない。ブリッツェンはVC福岡の後方で待機している。
5名の逃げ集団はそのまま3周回を終えようとするが、上り区間で渡邊(ブラーゼン)と宇賀(右京)が大きく後れ始める。3周回完了時の山岳賞は山本元喜(キナン)が獲得。5名での逃げ集団が崩れると小石(右京)、トマ、山本元喜(キナン)が先行。阿部は増田、宮崎(スパークル)、山本大喜(キナン)とともに追走するが、後方のチームメイトと合流したほうがいい判断し増田とともにチームメイトのいる後方メイン集団へ戻った。
阿部が逃げ集団前方で懸命に走る。
メイン集団は最終周回の復路で逃げを吸収。 数人の選手が抜け出す中で、本多(VC福岡)が積極的に攻撃を仕掛ける。最後の登り坂区間で本多が追走集団に捕らえられる。そこを佐藤・谷(ブラーゼン)が前方へ出る。増田、山本大喜(キナン)、宮崎(スパークル)が追いかける。最後は残す力を振り絞っての実力勝負。 山本大喜(キナン)が見事選手をかわして優勝。ブリッツェンは増田の4位を最上位としレースを終えた。
最上位は増田の4位。
■リザルト
01位 山本大喜 (キナンサイクリングチーム) 3:03:23
02位 宮崎泰史 (スパークル大分レーシングチーム)3:03:29(+0:06)
03位 谷順成 (那須ブラーゼン) 3:03:37(+0:14)
04位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 3:03:42(+0:19)
05位 小石祐馬 (チーム右京相模原) 3:03:46(+0:23)
…
08位 小野寺玲 3:03:54(+0:31)
17位 西村大輝 3:09:49(+6:26)
21位 阿部嵩之 3:11:21(+7:58)
DNF 堀孝明
DNF 中村魁斗
小野寺がブルージャージ(スプリントジャージ)をキープ。
■リーダージャージ※7/21より各ジャージの名称が変更となりました
イエロージャージ(個人ランキングトップ) 山本大喜(キナンサイクリングチーム)
ホワイトジャージ(新人賞) 宇賀隆貴(チーム右京相模原)
ブルージャージ(スプリント賞) 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
レッドジャージ(山岳賞) 山本元喜(キナンサイクリングチーム)
※正式なリザルト、リーダージャージについてはJCL公式ホームページをご確認ください。
■周回賞/敢闘賞
1周回スプリント/対象洞清風苑賞 中島康晴 (キナンサイクリングチーム)2周回山岳/荒川電機工業賞 山本元喜 (キナンサイクリングチーム)
3周回スプリント/サファリランド賞 孫崎大樹 (スパークルおおいたレーシングチーム)
3周回山岳/山口県自転車競技連盟賞 山本元喜 (キナンサイクリングチーム)
敢闘賞/山口マツダ敢闘賞 小石祐馬 (チーム右京相模原)
■清水裕輔監督コメント
今日は後手を踏まないように逃げを打って、後半にハードな展開にして増田・小野寺でレースをしようと考えていました。前半で阿部選手がうまく逃げ集団にのってくれました。ライバルチームも1名ずつ逃げに乗っていたので各チームの様子をみながら走っていましたが、復路の登り坂で後手を踏んでしまい追いかける展開になりました。ただすぐに判断してチーム全体でコントロールしながら動けたと思います。最後は各メンバーのコンディションは良くなかったのですが、チーム全員でしっかり戦うことができたと思っています。悔しい結果ではありますが、これもロードレースなので、次戦に向けて仕切り直して全員で頑張っていきたいと思います。 応援ありがとうございました。