報道などでもご存知の通り、宇都宮ブリッツェンも出場していましたツール・ド・北海道2023にて、五十嵐洸太選手と一般車両が衝突するという事故が発生し、即時、レースがキャンセルとなりました。その後、関係者の祈りも虚しく、五十嵐選手がお亡くなりになられたとの知らせを受け、チームとしても悲痛な気持ちになると同時に、五十嵐選手のご親族、ご友人、関係者のご心情を察するに、掛ける言葉も見つからず、ただただおくやみを申し上げる次第です。
五十嵐選手も私たちも、自転車を愛し、この競技に情熱を注いできました。秋晴れの下、私たちは同じレースでスタートしました。事故の瞬間までは何も変わらない日常だったのに、今はもう、五十嵐選手と一緒に走ることは叶いません。五十嵐選手と他の選手に違いはなく、例えば、宇都宮ブリッツェンの誰かが事故に遭う可能性もあったのです。今回のことはつまり、自分たちの問題として考えていかなければならないと思っています。
これまで、レースの安全対策に関しては、チームとしても注意を払ってきたと思っておりますが、今一度、注意点の見直しをし、気持ちを引き締めなければと意見交換をしております。私たちは自転車競技を生業とするプロチームですので、選手一人ひとりの命と安全を守り、1日でも長く自転車に乗ることにフォーカスしなければなりませんし、その仕事場でもあるレースの安全対策についても発言していかなければならないと思っております。
また、運営会社としては、レースやイベントの開催を手掛けることもあるため、さらなる安全対策に万全を期するよう、努めてゆく所存です。
最後になりますが、五十嵐選手のご家族、関係者の皆様が、ご悲嘆のあまりお体を損われることのないよう祈るばかりです。五十嵐洸太選手の諦めない走りを私たちは忘れません。在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申しあげます。
<宇都宮ブリッツェン運営会社>
サイクルスポーツマネージメント株式会社